アニメや漫画を子供の頃にどんな感覚で観ていたかを思い出してみる

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よく、キッズ向けのアニメや漫画についていろいろと論じてると
 
「ターゲットである子供が楽しんでればそれでいいんじゃないですか?」
と、身も蓋もない事を言ってくる人がたまにいます

そんな人に対しては
「子供が楽しんでるからそれでいいってんなら、それとは別にこっちが何をどれだけ論じていようが関係ねぇだろバーカ!」

としか言いようがないですw
それとこれとは話が別なのですから
的外れもいいとこです
 
しかし、とは言え
実際、自分が子供の頃はアニメなどをどういう感覚で観ていたか……少し気になってきました
今となってはあの頃の感覚を100%思い出す事は不可能ですが
記憶を掘り起こしてみようと思います
 

僕の幼少時代のアニメ視聴遍歴は、「爆走兄弟レッツ&ゴー!!を知ったかどうか」で明確な線引きがなされます
というわけで、まずはレッツ&ゴー!!を知る前から

・レツゴを知る前(80年代後半~90年代前半)
 
物心ついて初めて夢中になったアニメは多分ドラえもん……とドラゴンボールもかなぁ
男の子なので、バトル物は好きだったけど、アニメよりも特撮でバトルを観る方が好きでした
アニメでのバトル物はドラゴンボールくらいしか真剣に観てなかった気がする
ロボット物は嫌いじゃないけどそこまで好んでみてなかったかな(人間が身体動かして戦う方が好きだった)
なんだかんだドラゴンボールは、見た目派手なのと強さや能力設定が分かりやすいから、幼男児的に美味しく視聴できるんですよね
 
そして、一番ハマってたのはクレヨンしんちゃん
物まねしまくりましたね
 
この時期は、一番好きなジャンルはギャグアニメで
特に「日常を舞台としてるタイプ」を好んでました
 
ギャグものなので、ストーリーの矛盾点とかはさほど気にしなかったし
笑えればそれでよかった感じの観方をしてたと思います

まとめると、幼男児期は
「日常(感情移入しやすい)を舞台としたギャグアニメ」と
「観た感じ分かりやすい強さ設定でド派手に戦うバトルアニメ」に惹かれやすかった(小難しい異能バトルとかは好まなかった)

「マネのしやすいギャグ」か「妄想の中で自分もこういう戦いが出来たらと思える分かりやすい強さとかっこよさ」が重要だったのかなと
 
・レツゴを知った後(90年代後半)
 
ドラえもん、クレヨンしんちゃん、ドラゴンボール……と分かりやすさを重視して観ていたアニメですが
爆走兄弟レッツ&ゴー!!の存在を知って、アニメ観がガラッと変わりました
 
レツゴの前にミニ四駆やビーダマンを知ったのですが
実をいうと、この時期は競技玩具よりも任天堂に夢中だったのでそこまでハマりませんでした(田舎なので競技玩具がさほど盛んではないが、ゲームなら盛んであろうがなかろうが一人でも遊べると言うのもデカい)
 
が、たまたま、レッツ&ゴーのアニメを観た時に衝撃が走りました
 
「自分も持っているミニ四駆が」
「壮大なコースの中を猛スピードで走り」
「しかもレーサーはマシンとともに並走して、自在にマシンをコントロールし、気合や体力を消費して猛加速もさせられ、それ故のド派手で面白そうなレース演出」
「そしてマシンの性能やレーサーの能力は、ドラゴンボールと違って【単純な強さ比べ】ではなく、長所短所がハッキリと分かれており、どれが一番強いと言いきれず、数多く存在するマシンが全て状況によっては一番強いマシンになりえると言う不思議な競い合い」
「手元にマシンがあれば、コースの有無や場所関係なくいつでもどこでも壮大に戦える」
 
視覚的な意味ではこういった要素に心を奪われ
更に
 
「ストーリーが分かりやすいのに非常に練り込まれている」
「敵の行動は単純で分かりやすいが、その目的は単純な悪と言うわけではなく、いろいろなキャラ達の思想が入り混じって深い群像劇(当時はそんな言葉知らなかった)の様相を呈している」
 
と言ったストーリー的要素の素晴らしさをなんとなく汲み取って
『あれ、なんか違うぞ、これ……?』
となってました
 
とは言え、それを言葉にできるような脳もなかったので
なんとなくそう感じる程度のものでしたが…… 
 
そこからはしばらくレツゴ一筋で
「レツゴがこれだけ面白いなら同じジャンルの他作品も面白いに決まってる!」と言うわけで
スパビや超スピにもハマっていきました
これらの作品もレツゴと同様にバトルはリアルさと派手さがちょうどいいし、ストーリーが練ってあるので
「なんか、ストーリーが、良い(こなみかん)」「バトルもなんか、派手だけど、現実で出来そう、やりたい(こなみかん)」って感じで、表す言葉を知らなかったものの、感動してました
 
良い所だけじゃなく
『あれ、なんかここおかしいぞ?』と言うツッコミどころも、割と気づくことも多かったと思うんですが

この頃は
「いや、僕よりもよっぽど大人な人間が作ったお話なんだから、おかしいと思う僕の方がおかしいのかもしれない」って思い直したり
 
どうしても納得できない時は
「ここのおかしい部分は僕の脳内ではこういう感じになってるって思いこんで話を作り直してみよう」と二次創作っぽい妄想して楽しんでましたw

と、幼少期はだいたいこんな感覚で物語作品を観てました
 
今思うと、小学高学年にもなるとそれなりにストーリーも気になるものなんだなと
 
あんまりまとまってないですが、だいたいこんな感じです
大人になってもキッズものが好きな人は、自分がキッズだったころどういう感覚で作品を観ていたか
思い出してみるのも面白いかもしれません

 
CM




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